Macなオヤジの日記

Macに関連した事をメインに今では当たり前になった事を思い出しながら綴ります。

当時のMacOSのこと(昔はおおらかだった)


最初に購入したPerforma575のOSは漢字Talk7.1だったと思います。

キーボードの起動ボタンを押すとジャ~~ンと起動音が鳴り、ハッピーマックが現れてOSが起動します。

本当に、ハッピーマックの名の通り笑顔のマックが現れ、ハード、ソフトに問題がない場合に起動するのでこれが画面に現れるとフッフてなもんです。

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HappyMac_icon

ちなみに、何か問題があってに起動できない時にはサッドマックが現れます。

目が✖️点のもうダメだ〜的なマックです。

しかも、真っ黒な画面で起動音も不協和音が鳴り、この音が黒板を引っ掻いた時のような背筋がゾゾゾってする感じの音です。

本当に死んでるなこりゃと思わせるに十分な効果があります。

 

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SadMac_icon

私も、数えるほどですが遭遇した事があります。

だいたいは周辺機器を外して起動し直せば問題なかったりしたんですけど、初めて遭遇した時には「アッチャー」が半分、あと半分は「へーこれが噂のサッドマックか」って見れたことに感激したりしてました。

 

Macは、初代からGUI(Graphical User Interface)を持ち、マウスで操作する事を基本としています。

今では当たり前となっているGUIですが、GUIを製品として世に出したのは初代Macintoshだと思います。

普及させたのは販売数の関係でWindows機ですけど。

 

マウスで矢印を動かして、クリックで選択、ダブルクリックでアクション、ソフトが起動したりしました。

フォルダをダブルクリックで開くとズーミングアクションでウィンドウが開きましたし、ウィンドウを閉じるとクローズアクションでウィンドウが閉じていくのが目で確認できました。

 

ゴミ箱も、アイコンは蓋のあるアメリカ的なデザインのゴミ箱で、中に削除物があるときは、蓋がズレて書類がちょっとだけ見えるような絵に変わります。

ゴミ箱の中身を消去すると、元の蓋がされたアイコンに戻る、といったことになってました。 

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ゴミ箱アイコン

デスクトップはその名の通り机上を表していたし、ファイルは書類として机上に並べられて編集される。

書類は捨ててもゴミ箱の中にあるうちは拾い出せる。

実生活が再現されていました。

現在の、パソコンのGUIにおける基本操作体系はこの頃から変わってませんよね。

 

GUICUI(Charactor User Interface)はどちらがいいんだ?って議論もありましたね。

雑誌やTVでも取り上げられていました。

意味のない議論だったとは思いますが、結構白熱していた様な気がします。

なんせ、MacWindowsかの代理戦争みたいなものでしたから。

結局のところ、プログラマーの様な開発関係にはCUI、それでなければGUIですよね。

 

良く言われていたのが、Macは操作が直感的なので使いやすい、的なことですかね。

事実、デザイン系や音楽系の間では良く使われていて、確かに自分のやりたい事を抵抗なくやれた感がありますね。

もちろん、機械ですからそれなりのハードルはありますが、あくまでWindowsに比べての比較論でした。

異論、反論はあるでしょうが1個人の意見です。

ショートカットは、また別次元と思います。

 

ま~、Macのインターフェースに関しては良く考えられていたと思います。

 

よくやったゲームはAladinとRebel Assultですね。

Aladinは、シンドバットが迷宮の中を罠や障害を乗り越えてお姫様を助けに行くというゲームで、絵も内容も大変良くできた癖になるゲームでした。

Part.Iはクリアして、最後は魔法の絨毯に乗ってPart.IIに飛んで行きました。

Part.IIはメドゥーサをど〜してもクリアできずに止まっていまいました。

 

Rebel Assultは、スターウォーズの同盟軍パイロットとなり戦うシューティングゲームです。

谷抜けの練習から始まって、ウォーカーへの攻撃、ファルコン号での坑道脱出まで行ったかな。

そこから先は止まりました。

マウス操作なんですが、なかなか難しかったことを覚えてます。

でも、あのスターウォーズの世界観もあったし、自分がファルコン号を操縦できるんですよ。

やらないでか!

 

QuickTimeが出てからは動画の環境もソフト的にはハードルが下がり、結構ネットにある動画をダウンロードしては見てました。

リリース当初は240x180pixcelぐらいでしたっけ?、こんなので何ができるの?という声もありましたが、その後マルチメディアを普及させる基になりましたね。

 

QuickTimeにはVR機能もありました。

今流行りのVRとはちょっと違います。

個体をグルグル回して見れるVRと、魚眼レンズで撮影した写真を360度視線をグルグル変える形で見れるVRの2種類です。

 

私も、VRを作りました。

娘にグルっと回転してもらいながら撮した写真から、個体VRを作成して、娘をクルクル回転させては一人悦にいっていました。

 

魚眼の方は、現場の写真で作成して記録として社内で公開してましたね。

結構迫力がありました。

ただ、WindowsではQuickTimeのインストールが必要になるので普及しませんでしたね。

 

アイコンも一目見てフォルダなのか、アプリケーションなのか、機能拡張なのか等の分類がわかるアイコンでした。

アプリケーションのアイコンは、各メーカの思い入れがあるユニークなものがたくさんありました。

力瘤(ちからこぶ)のナイザスライターみたいな。

この頃は、個人でアイコンを作成して販売している人もいたくらいです。

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NisusWriter_icon

MacOS8以降はハッピーマックの後にMacOSのキャラ(私はあまり好きになれませんでしたが)が、デスクトップが表示されまで出るようになりました。

AppleApp storeを開始するまでは、ソフトも基本的にCDやDVDの物理的メディアで提供されていていました。

雑誌の付録にPDSや機能拡張があったり、カスタマイズも結構できました。

 

機能拡張は機能がバッティングする(コンフリクトと言う)と機能拡張マネージャでアレとコレを外して、再起動、今度はコレとコレを入れて再起動、ってなことを飽きずにやってました。

MacOS9までは、ユーザがある程度システム的な領域まで自分好みにできたところがありました。

その分、不具合も出たりしましたが。。。それも含め、楽しんでました。

 

モダンOSへの移行ということでMac OSXとなり、unixであるmarch3をベースとしたOSに生まれ変わりました。

本当のマルチタスクとなり基本的な機能、性能は格段に上がった気がします。

 

Appleをどこが買収するかと言われていた時期での、NEXT買収とJobsのAppleへの復帰等その当時を知るものとしてはハラハラドキドキものでしたが、Jobsが何やるのか楽しみでしたね。

 

MacOSXになってからは、ユーザでシステム的なことはイジれなくなったので、そういう意味ではつまらなくなりました。

が、その分創造的な事や、やりたい事に集中するようになったのかな。

 

インターネットも、どんどんコンテンツも機能も増えていった時期でしたね。

個人的にはTiger以降はネットとメールぐらいしか使わなくなったので、もうMacのハード、ソフトの進化もガジェットのリサーチとか雑誌からの情報にも昔ほどの関心がなくなりました。

 

akibakan

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